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読みはオクワでいいのだろうか。ミクワと読ませる例もあるので決定的ではないが,岡崎にお鍬さんの信仰があるとか読んだような憶えもあるので,オクワで通そうかと思う(写真のローマ字名だけだけど)。
前述の秋葉神社へ行く途中にあった。岡崎駅(愛知環状鉄道/JR)から南へ500mほどのところに鎮座。
「村社 御鍬神社」

鳥居から境内。

水盤。

狛犬さんと拝殿。

岡崎へ来てみて思ったのは「狛犬でか!」ということ。石の街だからか?(比蘇天神社の狛犬は小さかったけどね)
阿の狛さん。

吽の狛さん。

「昭和二年十月建之」「石工 成瀬大吉」寄付人の名前も成瀬さんだった。
拝殿。

屋根の飾りは左右ともこれ。波?

拝殿から本殿。

両方とも瓦葺なのだな。
拝殿の屋根。

五三の桐の紋が入っている。
本殿。

本殿の正面。

由緒書などは無かったので仔細は不明。針崎町は元額田郡なのだけれども,額田郡の資料は持ってないんだなー。
仕方が無いので,全国の“御鍬神社”“御鍬社”について,ご祭神を調べてみた。すると,だいたい3つの系統に分かれるのだ。
1.トヨウケ(アマテラス)系
2.伊弉波登美(伊射波止美/伊佐波止美)系
3.農機具の鍬。いわゆる鍬。
対象は,単独の神社および境内社である。また,地域を絞ったわけでもないのに,出てくる情報は7割方愛知県内,その他静岡県,岐阜県であった。どうも御鍬神社(御鍬社)の分布は,ほぼ東海地方に限定されるようだ。
1の系統が一番多い。
2の系統は東三河でしか見つけられなかった。
3の系統も,今のところ岐阜だけ。
で,調べていると,ええじゃないかの話が出てくるのね。豊橋発祥説と岡崎発祥説,名古屋……とかもあるらしいのだけれども,いずれにしろ愛知県内。
こんなサイトもあったりして(ドメインに注目),こちらによると「慶応3年(1867年)7月14日、三河国渥美郡牟呂村(現豊橋市)において伊勢神宮の外宮のお札が降っているのが見つかり、お札降りによるお祭が行なわれました」だそうなので,ああそれでトヨウケ(ついでにアマテラス?)なのかと納得したようなしていないような。
更に岡崎の岩津天神さんによれば,こちらはええじゃないかとは関係なく,ただやっぱり御鍬祭りが大流行したのだということだ。
主役は御鍬神って書いてあるな。五穀豊穣を祈る神様ってことは,農機具の鍬を神格化したものかな?伊勢から来たともあるので,神宮と関連があるってのは豊橋と同じなのか……。
2の伊弉波登美(伊射波止美/伊佐波止美)については,先にも書いたが東三河,具体的には蒲郡,碧南,幡豆郡に見えた。読みはイザハトミ?イサハトミ?「倭姫命世記」に出てくるんだって(Googleは便利だなー)。やっぱり伊勢なのだな。
[参照] 倭姫命世記(口語訳)
■神話の森ホームページ ~歴史と民俗館~様
調べ切れてないのに書くと,こういうぐだぐだの文章になる……。とりあえず,あとは保留ってことでー。
えーと。境内社についてなどは後半の記事にて。
・御鍬神社
【住所】愛知県岡崎市針崎町字東カンジ5
前半の記事はこちら。
社殿の向かって右に赤い鳥居群。

くぐってみた。

社殿。(勿論だけど)お稲荷さんだった。

小さな狐さんたち。

ままごとみたいな瓶子が可愛い。
さて。鳥居の横には遊具。

狐さんの向こうも。

社殿に向かって左。ネットで囲われたエリア。何?

社殿とのすき間にあった樹。

この根元のぼこぼこしたのは何?奥には焼却炉。
恐れ多くも境内に月極(?)駐車場。

通り沿いにあるもう一つの鳥居。

帰り際にもう一枚。やっぱり狛犬大きいよね?

駐車場が一番ビックリな神社だった。
由緒については要調査。
・御鍬神社
【住所】愛知県岡崎市針崎町字東カンジ5