会社を休んだ日というのは,一日の時間の経つのが早いような(ぼうっとしているとすぐ過ぎる気がする)遅いような(しなければいけない何かに集中してはいないので,長い気もする),変な感じだ。日中のラジオ番組はあまり面白くないし,本を読もうとしても,どうも身が入らない。
身は入りにくいのだが,久々に,松浦寿輝の本を読み始めてはいる。最初に買った「もののたはむれ」と,次に買った「そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所」が好きだったので,今度は文庫になった「半島」に手を出してみた。瀬戸内の,半島の突端の島での話。どうもこの人の作品は,黒いようなセピアのような,痺れ薬入りの甘苦い蜜のような,独特の雰囲気があってもの凄い。東大の教授なんだってね,どんな授業をするんだろう。
他にも何冊か,古書も含めて積みあがっているので,徐々に読んで行こうと思う。以前には無かった状況。あるものはすぐに全部読んじゃって,常に次の作品に飢えていた。近頃は,本屋へ行くのも間遠。一週間に一度も行かないなんて。これは横滑りの変化なのか劣化なのか。
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